「未来に選ばれるには、正しい場所、正しい時間にいること。」
ー映画テネット
ー映画テネット
瀬名です。
今回は、「成功と理想」について話していきますね。
上の冒頭のセリフは、「映画テネット」での印象深いメッセージです。
名作と言われる、「映画マトリクス」は20年かけてようやく人々が「実感を込めて、理解し始めてきている」のですが、、
映画テネットも10年、20年と熟成されてようやく人々が、
実感を込めて、「テネットで言ってた通りだな。」と思い始めるのでしょうね。
(今回の「成功と理想」の話はテネットを見ていなくても十分、理解できる話です。)
では早速はじめていきますが、、
自分が思う「成功した状態」「理想の状態」とは、、
「自分を発揮して生きていること。」それが成功であり理想状態である。
これは、とてもシンプルでありながら、出来ている人は少ないのかもしれません。
でも逆にこれさえ出来れば、豊かな人生を生きられるはずです。
実際、自分を発揮していれば、あらゆることは上手く廻り出します。
(自分を発揮することがメインであって、お金がメインじゃない。)
自分を発揮するとは、言い換えると、
「自分に嘘をつかずに生きている状態」です。
(これは、100%正直に表現することではないです。
たとえば、太っている人に、「デブ」と表現したら、摩擦が絶えない人生になります。)
そうではなくて、
「自分の生き方に関しては、嘘をつかない。」「人生に違和感があるなら、それを受け止める。」
それが大事だろうと言うことですね。
でも、今の世の中は、「邪魔が多い」「本当の自分に気づき辛い」
「今のままは、ありのままではない」という状態です。
現代は、
「成功とは、こういうものですよ」
「幸せとは、こういうものですよ」
そんなマーケティングメッセージが蔓延っていて、
人々はそれを鵜呑みにして追い求めている滑稽な社会です。
自分の感性や感覚を無視して、外側の情報を信じて生きているから、
ズレた生き方になってしまうのです。
だから、自分にとっての正しい場所、正しい時間で生きられる人が少ないのです。
自分を発揮してイキイキと生きるには?
「未来に選ばれるには、正しい場所、正しい時間にいること。」ー映画テネット
この「未来に選ばれる・・」というのは、「未来人」とかSFの話ではなく、
「未来の豊かな時間軸に選ばれる」
という意味に捉えることが出来ます。
つまり、「自分を発揮してイキイキと生きている未来軸」です。
この未来に選ばれるには、今をどう生きているかが全てです。
たとえば、
自分じゃないことをしてただただお金を稼いでいても
本当に行きたかった未来には選ばれません。
お金を稼ぐのが悪い訳ではありませんけど、
・自分を発揮して生きているのか
・自分を殺して生きているのか
この違いは大きいと思います。
今のアナタが、自分が生きたかった人生を歩んでいるなら、
何も言うことはありません。
そのまま邁進してください。
でも、どこかしら違和感があるなら。
それは変化の兆しなのかもしれません。
人間界における、本当の価値とは?
本当に価値があると思えるモノは、現代社会では非常に少ないです。
自分の場合、
・新車が欲しいと思わないし、
・ブランドも興味ないし、
・豪邸も興味ないです。
高いお金を払ってそれに縛られる意味が分からないのです。
そもそも、形あるモノに、そこまで価値はないかなと思います。
・・逆に価値があると思えるのは、
「未来に対して良い予感をモテること。」です。
・まだ叶っていない理想、
・なんとなく進みたい方向性、
・こうなったらもっと良いかも、
・こんな経験をしてみたい、
まだ叶ってないけど、その内、叶うだろう。
と、思えることは非常に価値高いです。
これも繰り返しますが、お金があるない、ではないです。
・自分を発揮して生きられているか。
・自分に嘘をつかずに生きられているか。
です。
自分に嘘をつきながら、未来に良い予感は持ち辛いです。
(というか持てません。)
なので、本当の価値とは「今を信じられる認識」であると思うのです。
今を信じられれば、未来も信じられます(過去も)。
「未来はもっと良くなっていくという認識」
心の、魂の底から、未来に対して良い予感を持ち続けられること。
それ以上の価値はなかなか無いんじゃないかと思うのです。
(そして、その認識に入る為には、本当の(本来の)自分を知ることが必要なのです。)
「2種類の理想」「永遠に届かない理想」に関する話。
人は誰しもが、
・理想の自分になりたい。とか、
・理想の人生を生きたい。
と思います。
でも、思うのですが、「理想の人生はどこまで行っても手が届かない」ものです。
人は得てして、何かの理想が叶うと、次のまだ叶わぬ理想を追い求めます。
・人は常に変化を求めています。
・今はまだ見えない可能性を常に追っています。
現代ではお金や、地位、女性(異性)を追っている人が多いです。
スティーブジョブスは資本社会でほぼトップまで上り詰めた人ですが、
結局のところ最後はスピリチュアルに行きついて、
「人生とはなんぞや?」
(生きるに値する人生とは?)
そんな哲学的な問いに入りました。
そして病気で亡くなりました。
(彼は最後にどんな思いで死んでいったのでしょうね?)
だから、
資本社会とお金には、何の意味もなかった、、。
と言うことも出来るし、単純にジョブスは飽きて、違う可能性を模索していたのかもしれません。
「隣の芝生は青く見える」とも良います。
ゲームもクリアすれば飽きてしまいます。
人の理想とはある意味で、どこまで行っても「無い物ねだり」だったりします。
だから、今の理想も、叶えたいことも、
それが叶ってみると意外と大したことが無かったことに気づきます。
そして、いつしか、あれほど思いこがれた理想に「飽きる」時が来るでしょう。
(そしてまた別の理想を追い求めて行くのです。)
だから、今のここじゃない、理想を追い求めて生きていると、・理想と言う餌をぶらさげられて、終わりがないレースをし続ける。・どこまで行っても、現状に満足できずに、焦燥感を持ち続ける。。
と言うことになります。
・・ひどい話だと思いますか?
でもそれは相対性の世界で生きているからだと思います。
結局、人や周りと比較して自分の満足を得て生きていても、
その先には何も無い、ということです。
(お金の量(数字)とか。フォロワーの数とか。地位(肩書き)などに価値はない。)
だから、理想を永遠に追い続ける「ラットレース」から抜け出るには、
今の自分が理想になる必要があります。
理想の自分とは、完璧な自分ではありません。
さきほど申し上げたように、
未来に対して良い予感を抱いている自分です。
・まだ叶っていない理想、
・なんとなく進みたい方向性、
・こうなったらもっと良いかも、
・こんな経験をしてみたい、
「まだ叶ってないけど、その内、叶うだろう」
と、心から思えることは非常に価値高いです。
・・逆に、すべてが瞬時に叶う世界だったら、
ものすごくツマラナイだろうと思います。
・豪遊するのも、楽しいのは最初だけで、すぐ飽きます。・ハーレムも最初がピークで、あとは飽きていきます。・好きな人が100%すぐ振り向いてくれたら、感動もクソもありません。・何かを達成したという感動はないです。
そう考えると、「今の何かが叶っていない状態ってとても貴重」なのです。
(ヒューマンドラマを生きている、今の自分はすごく貴重なのです。)
そしてこの「認識状態」に入れれば、あとは瞬間瞬間を噛み締めて生きることが出来ます。
全てが瞬時に叶ってしまうことは、本当に幸せか?
それを非常に的確に描写している漫画の一場面をご紹介します。
この漫画はKAKERUさんの「天空の扉」というダーク・ファンタジー漫画。
その「天空の扉15巻」に出てくる、神になった人間(勇者の付き人)の話です。
以上です!
コレなんとなく分かりますよね(笑)
そりゃあ何でも思い通りになったら、「ツマラナイ」訳です。
私たちが今、価値と感じている物も、
簡単に手に入らないからこそ価値なのかもしれませんね。
「理想を叶えるというゴール」よりも、
そこへ向かう「プロセス=冒険」を楽しまなくては非常に損だということです。
だから、こんな風に考えてみたら良いと思うんですね↓
今は、もう二度と繰り返せない貴重な“今”です。何かが叶っていない今の自分を、愛しいと思えますか?何かを必死で追い求めている自分を、愛しいと思えますか?まだまだ成長できる自分を、愛しいと思えますか?(数年後に振り返って、どう感じるか楽しみではないですか。。)
長くなったので、最後にまとめます。
要は、
・「今ここじゃない理想」よりも、
・「今ここにある理想」を認識すること。
つまり、
「あらゆる瞬間に、いま自分は理想を生きている。」
そう思えることが最大の価値であり、成功した状態なのです。
それが、自分にとっての「最大の成功」であり「理想的な状態」です。
まとめ:
自分を発揮して生きていれば、あらゆることは上手く廻り出す。「自分の生き方に関しては、嘘をつかない。」こと。「人生に違和感があるなら、それを受け止める。」こと。「未来に対して良い予感をモテること。」それが成功であり理想状態。
・・以上がポイントかなと思います。
では最後までありがとうございました。
瀬名
PS:「認識」とは何か?
人は誰もが、今の認識の中で生きています。
認識レベル = 今の人生ステージ
です。
認識力が高ければ、現実を多角的に見ることが出来ます。
(善悪(01)という狭い視点ではなく。)
(お金があるなしで人生のステージが高い低いではないです。
すべては認識次第です。)
「認識」とは「パソコンのOS」みたいなモノです。
古いOSで生きていると摩擦が多いけれど。
新たなOSであれば(人生が)スムーズになります。
そして、面白いことに、
今の認識が変われば過去と未来が書き換わる。
ということです。
認識力が高まれば、自分の人生で起こるあらゆる「点」が、「線でつながり、立体となります。」
周りが「最悪!」と言っていても、自分だけは「ラッキー!」と思える、それが認識力です。
認識力については、今後もちょくちょく話ていきたいと思います。
瀬名
コメント