人の魂は、元々は一つだった。心理学が証明した?

はじめに

前回の記事では魂とは意識エネルギーであり、生命エネルギーであると言いました。

 

今回のメインテーマとなるのは、

僕たち各々の魂は、元々は一つの魂であったという話になります。

 

そもそも魂とはエネルギーなので、エネルギーには優劣がないのです。

 

英語では魂のことをSOULと書きますが、一説によるとSOULとは、

普遍的な生命のひとつの流出(Singular Outflow of Universal Life を略してSOUL

だそうです。

 

つまり元々は一つであった「意識・生命エネルギー体」が分裂して各々の生命が生まれた。

と考えることが出来るのです。

 

但し、この考え方は、権力主義者にとってみれば受け入れられるものではありません。

一神教の世界では、よい魂は天国に行き、わるい魂は地獄に落ちると教えます。

 

要するに、魂には優劣があると設定した方が、権力を維持しやすかったのです。

 

(良いことと悪いこと、善悪の基準を決めるのが権力者であれば民衆を支配することが出来ると考えたのです。

そして実際に今の世界は一方的な善悪の基準を押し付けられる世界となっています。

「欧米は正義で中東は悪」・・みたいな構図ですね。)

 

 

でも、魂が元々は一つであったとするならば、魂(各々の人間)には優劣などありえないことになります。

元は一つなのですから。

 

だから、一神教では輪廻転生や魂の教えは封印されてきたという裏歴史があります。

 

 

魂=意識が元々一つである証拠?

 

心理学では集合的無意識という概念がでてきます。

 

集合的無意識とは?

カール・グスタフ・ユングが提唱した分析心理学における中心概念であり、

人間の無意識の深層に存在する、個人の経験を越えた先天的な構造領域です。

 

 

つまり、AさんとBさんはそれぞれの意識と個人的無意識をもっていますが、

そのさらに奥深くでは集合的無意識で繋がっているという考え方です。

 

この集合的無意識の概念は、

元々は一つであった「意識・生命エネルギー体」が分裂して各々の生命が生まれた

という考え方と合致することが分かります。

 

そもそも魂には優劣がない。何故なら元は一つの魂だったから・・。

 

日本の神道でも、「分け御霊」(わけみたま)という言葉があります。

 

元々一つで完全だった魂を神と見立て、神である魂を分けて作られた人間(生きとし生けるものすべて)は神聖を備えているという思想となっています。

 

この、「すべては一つであった」という思想は、人類平和の基本だと思います。

つまり「人類みな兄弟」(八紘一宇)という概念も、魂レベルの話につながってくるのです。

 

 

人が苦しむのは一体感が得られないから?

 

魂と一体感について深く切り込んだのがあの人気アニメ「エヴァンゲリオン」です。

 

「エヴァンゲリオン」でメインテーマの一つ、

人類補完計画の目的とは、人類が永遠に一体感を取り戻すことでした。

 

「そもそも人が苦しむのは、魂が分裂したからだ。

 愛する人もいつかは死んでしまう。

 

 それなら人類を滅ぼしてしまえばいい。

 すべての魂はまた一つとなってもう苦しむことはない。

 

 不完全な肉体を捨てて完全な一つの魂に戻ろう・・」

 

それが人類補完計画を推し進める人達の思想だったのです。

(※あくまで僕個人の見解です)

 

またエヴァシリーズでは度々、このようなシーンが出てきます。

「ねえシンジ君、私と一つになりたい?

心も体も一つになりたい?

それは、とてもとても気持ちいいことなのよ」

 

これはつまり一見するとセックスの事かと思いますが、

深いレベルでは魂の一体感のことを言っていることになります。

 

もちろん、セックスと一体感は切っても切れない関係にあります。

セックスと愛と一体感についてはまた別の機会に話そうと思います

 

 

人間に与えられた課題。

 

魂が一体感を求めていることは確かにそうだと思います。

 

ただし、人類補完計画のように「肉体を滅ぼして、強制的に一つの魂に還る」というのは過激すぎる発想です。

 

それよりも、まずは現世で人類の一体感を現実させることが出来るのではないでしょうか?

 

人類みな兄弟。

 

日本人がかつて掲げたこのスローガンが今でも人類にとっての希望である気がします。

 

ではではー。

 

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